GIORGIO ARMANI

ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)の創始者であるジョルジオ・アルマーニは厳しい家庭に生まれ、将来医師になるよう教育を受けて育った。兵役を終えた後にミラノの百貨店「ラ・リナシャンテ」バイヤーを務める。そこで得た豊富な知識により、セルッティ社のメンズウェア「ヒットマン」のデザイナーに抜擢され、経験を積む。1970年にセルジオ・ガレオッティと運命の出会いを果たしその才能を開花させる。1975年にセルジオ・ガレオッティとともに自らのレーベルを設立。同1975年ジョルジオ・アルマーニ社を設立する。1980年、映画『アメリカン・ジゴロ』でリチャード・ギアの衣装を担当し、これをきっかけにハリウッドで一躍有名になる。1981年にセカンドライン「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」と「アルマーニ ジーンズ」をスタート。大の映画好きであり、1986年にはマーティン・スコセッシ監督を起用したエンポロ・アルマーニのTVCMを製作。1992年にはデヴィッド・リンチ監督を起用したレディースフレグランス「ジオ」のキャンペーン映像を公開し、こちらも評判となった。2000年、アルマーニ自身を描いたドキュメンタリーフィルムが製作され、日本では2003年に公開された。2004年よりアルマーニ ホテル&リゾートの事業を開始。2005年、アルマーニ創立30周年を記念して、六本木ヒルズ・森美術館にて大回顧展「ジョルジオ・アルマーニ展」 を開催した。2007年、アルマーニ / 銀座タワーをオープン。地上12階、地下2階のジョルジオ アルマーニとエンポリオ アルマーニのウエア・コレクションの他、世界初登場のアルマーニが手掛けるスパをはじめ、レストラン、ホームインテリアコレクションのアルマーニカーザなど、ライフスタイルをトータルで提案する複合ブランドストアとして誕生。竹のモチーフが全面に施された外観で、銀座の新名所ともなった。このうち、エンポリオアルマーニは2016年3月に銀座数寄屋橋交差点に位置する東急プラザ銀座内に移転した。2011年、ミラノ・マンゾーニ通りにアルマーニホテルをオープン。併設するスパ、ラウンジ、レストランのどれもがアルマーニの魅力を凝縮させたラグジュアリーなつくり。ジョルジオは高いビジネスセンスも持ち合わせ、携わるビジネスは大きな成功を収めていることから、優秀な経営者とも評価できる。現在に残る名言は数多く存在するが、特に「あくまでもナチュラルで着心地が良く、現代生活にマッチするもの。そんなデザインを追求していくと自然とシンプルなモノになっていく」という言葉に現れる通り、ジョルジオのクリエイティビティは卓越したビジネスセンスと相まって長年にわたって第一線に君臨してきた。著名人からの支持は厚く、エリック・クラプトンは「アルマーニがファッション界にもたらしたことに加え、僕は彼のことを人体の建築家として、言葉の広い意味でのデザイナーだととらえている。だから彼は天才だと思うし、20世紀が生んだ偉大な芸術家のひとりであると心から、そして単純に言えるのだ。」とコメントしている。ジュリア・ロバーツは、「彼が作ったものはハイヒールでさえ心地よくて。そういうことが、彼を単にすばらしいデザイナーというだけでなく、マジシャンじゃないかと思わせる理由じゃないかしら。」と評している。2015年、アルマーニの半生を綴った初の自叙伝が発売された。ジョルジオ アルマーニに関する書籍としてはこのほか、2007年にはアルマーニ初の評伝として、秘蔵の写真220点以上が収録された『ジョルジオ・アルマーニ 帝王の美学』(邦題)が刊行されている。また俳優の西島秀俊が、2017年に「ジョルジオ・アルマーニ」の広告モデルに日本人で初めて選ばれ、3月22日にその姿が都内にある旗艦店でお披露目され、日本でのアルマーニ人気にさらに拍車をかけた。数十人の日本の著名人の写真から、アルマーニ自身が「常に才能豊かな西島さんの優雅さが、まさに日本の文化を具現化している」と白羽の矢を立てられた西島。「非常に驚きましたが光栄なことなので、喜んで受けさせて頂きました」と笑顔を見せた。■商品ラインナップファーストラインである「GIORGIO ARMANI」は、アルマーニブランドの主軸である。GIORGIO ARMANI( GA ) は、コレクションラインと呼ばれており、シーズン毎にデザイナーのイメージがほぼ100パーセント表現された製品が発表される。価格よりも 創造性を優先。そのため、必然的に値段は高額になり、 安いスーツでも15万円前後、高価なスーツだと20万円以上するものもある。 高価な事もあり、市場に出回る数はセカンドライン の「EMPORIO ARMANI 」や ビジネスラインの「ARMANI COLLEZIONI」と比較すると少なめである。セカンドラインの「EMPORIO ARMANI(エンポリオ・アルマーニ)」 は、1981年にジョルジオ・アルマーニが発表。アルマーニのデザインを世に知らしめたニューヨークの高級衣料品専門店であるバーニーズから、「よりビジネスのシーンに対応したスーツを」との依頼を受けてスタート。エンポリオ はイタリア語で市場を意味していて、より一般的な消費者を意識した。ハイエンドで創造性重視なGIORGIO ARMANI(GA)に対して、遊び心ある若々しいデザインが特徴である。現在では、ドレスからスーツ、時計やTシャツまで幅広く手がけている。一般のマーケットを意識し、GIORGIO ARMANIと比べて、価格設定が低い。安いスーツでは5万円前後から、高いものでも10万円もあれば色々なデザインの選択ができるところが人気になっている。安いとは言っても、一流ブランドのスーツである。品質が一流の製品となっており、高い評価を得ている。日常生活で着る分には、ファーストラインの「GIORGIO ARMANI」と比べても大差はない。アルマーニは現在2017年の春夏モデルを中心に、非常に多くのラインの商品が発売されていて、中でもエンポリオ・アルマーニの商品は、アルマーニ帝国の重要な柱となっている。エンポリオ・アルマーニはセカンドラインなので、値段が安いというイメージを持っている人も多いが、質は最高級である。それは、エンポリオの価格を見ると一目瞭然である。デザイン面でも品質面でも、エンポリオ・アルマーニは、ラグジュアリーブランドとして独立した雰囲気を持っている。さらに、「ARMANI COLLEZIONI(アルマーニ・コレッツィオーニ)」は、ジョルジオ・アルマーニのビジネスラインだ。イメージはバーニーズニューヨークのビジネスシーンで着用するアルマーニである。アルマーニ・コレッツィオーニのスーツの平均的な価格帯は5万円から12万円程。仕事用で気軽に買えるスーツで、GIORGIO ARMANIと比較すると少しリーズナブルな価格設定となっている。最後に、「アルマーニ・エクスチェンジ」は、アルマーニのデザイナーとしての想いをエッセンスにして、若者の文化にインスパイアされ発足した、カジュアルファッションラインである。セカンドラインの「エンポリオ・アルマーニ」に並んで手頃な価格で楽しむことができるブランドである。若者でも手が届き、ハイセンスでファッション性がある「アルマーニ・エクスチェンジ」は世界中で愛されている。「アルマーニ・エクスチェンジ」は「A|X」と表わされることが多い。「アルマーニ・エクスチェンジ」のショップで働いている人の年齢層も、他のラインと比べても若い。それも、「アルマーニ・エクスチェンジ」のターゲットが若者であることが大きくある。ちなみに、この「アルマーニ・エクスチェンジ」の店舗数は、アルマーニグループ内でも最多となっている。その事実を見ても「アルマーニ・エクスチェンジ」が世界中で馴染みあるブランドラインなことがよく分かる。元々、ファーストラインの「GIORGIO ARMANI」は、タグの色から通称「ホワイトラベル」と呼ばれていたが、正式に2000年に別のブランドでスタートした。当時は、GIORGIO ARMANIのタグの色は黒で、ビジネス向けの製品のタグを白に色を区別しており、それぞれ「ブラックラベル」「ホワイトラベル」と呼ばれていた。

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